Share

April 26, 2017

イタリアの大手スーパーマーケット業者であるCOOPは、消費者に栄養に関するバーチャル情報を提供する最先端の技術を使用したコンセプトストアをオープンさせた。

運動感知型スクリーンが野菜や肉類の上部に設置され、買い物客は好きな商品を選んでその栄養、鮮度、原産地についての情報を確認することができる。商品を手に取ると通路にタッチパネルが表示され、アレルギー情報や廃棄方法、保管方法が示される。

ミラノCOOPの地主であるAXAインベストメント・マネージャーズは、こうした機会をみつけた数少ない「先見の明のある」投資家の一つだ。しかしJLLイタリア・リテールチーム のモニカ・カンナリレは、拡大する環境意識の高い消費者人口のニーズを優先するべく、「先見の明」のある投資家に支えられてより多くのスーパーマーケットがインタラクティブ技術を使用するようになると考えている。

カンナリレは「大量の情報を分かりやすくアクセスしやすい方法で提供することは、食品の産地に対する関心を高めている消費者や、このニーズに応えたいと考える小売業者の効率性を向上させる手段となる。我々は商品を買うか否かを決定することで売上や特定の概念の将来に影響を与え、消費者としての責任を果たすことができる。しかし、新たな概念を普及させるには、投資家が今こそこれを実現するときであると理解し、必要とされるスペースや資金を提供しなければならない」とコメントしている。

ニールセンの「Global Health and Ingredient-Sentiment Survey」では、欧州の回答者の66%が人工的な原材料の長期的な影響を心配する一方、71%が食品の全成分を知りたいと考えているという調査結果をまとめている。特殊な食事が必要な消費者の半分は、既存の食料品店は自分のニーズを満たしていないと感じている。

店舗面積1,000㎡のミラノCOOPで販売される食品のうち65%は、生産からパッケージング、陳列まであらゆる段階が認証される制御チェーンで製造されている。残りは精選された大手ブランド商品だ。

同様に栄養意識の高いトレンドが欧州を席巻する見通しだ。

ドイツでは、ベルリンのスーパーマーケットであるメトロが店内に「バーチャル農場」を導入し、ハーブや葉物野菜がモジュール式の箱を使って土壌を使用しない水耕栽培によりLED電球による疑似太陽光の下で栽培されている。顧客はこれらを直接摘むことができ、輸送に伴う環境に影響のある副産物を排除しつつ、可能な限り新鮮な野菜を自宅に持ち帰ることが可能となる。

ベルリンは世界初の食品包装物ゼロを実現したスーパーマーケットである「オリジナル・ウンフェルパックト」の拠点でもある。顧客は大型の容器に入った果物や穀類等を持参した再利用可能な容器に商品を入れることで無駄な廃棄物の埋立てや、買い過ぎを避けることができる。

消費者のドルやユーロ、元、ポンド等の力が増すにつれて、消費者の期待も高まる。カンナリレは「我々は消費の方法に目を向け、そして、大手プレイヤーもより良い未来を確信する大切な時を迎えている」と見通しを語る。

Share

Never miss an update from The Investor.

Subscribe Now!